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フォント フォントざっくり解説 初めての方へ
超ざっくり! フォント用語のキモ
フォント関連の用語集です。
ここでは細かな注釈はできるだけ省き、多少不正確でも端的に言い切るように説明してみます。より正確な解説は、その他の関連記事でご確認ください。
A
Adobe-Japan1規格 アドビシステムズ社が選んだ日本語文字の集まり (文字セット)。
文字数の少ない方から Adobe-Japan1-0、1-1、…、1-6まである。
本来は一企業の独自規格だが、JIS規格よりも実用的な拡張が素早く進んだことから近年は事実上の標準に近い位置づけになっている。 [関連記事]
Adobe-Japan1-3 昨今の日本語フォントで最も標準的な文字セット。
漢字だけで約7,000文字。(JIS第1/第2水準漢字+α)
これに準じたフォントは一般に、StdまたはStdNの名を持つ。 [関連記事]
Adobe-Japan1-4 商業印刷レベルで使える日本語文字セット。
漢字だけで約9,000文字。(旧字体などJIS第3/第4水準漢字も豊富)
これに準じたフォントは一般に、ProまたはProNの名を持つ。 [関連記事]
※千都フォントライブラリー (ヒラギノ) を除く
Adobe-Japan1-5 さらに強力な日本語文字セット。
漢字だけで約12,000文字 (JIS第3/第4水準漢字の未収録分を網羅)
これに準じたフォントは一般に、Pr5またはPr5Nの名を持つ。 [関連記事]
※千都フォントライブラリー (ヒラギノ) の場合はPro/ProN
Adobe-Japan1-6 現時点で最上位の日本語文字セット。
漢字だけで15,000文字弱 (JIS補助漢字の未収録分を網羅)
これに準じたフォントは一般に、Pr6またはPr6Nの名を持つ。 [関連記事]
Adobe-Japan2規格 JIS補助漢字に相当する規格。
Adobe-Japan1-6の登場により意味がなくなり、廃止された。
ATM Adobe Type Managerの略称。OS XやWindows 2000/XPが登場する前に活躍した、フォント利用のための追加ソフトウェア。
C
CID (文字コード) Adobe-Japan規格において各文字に個別に割り当てられた内部的な番号。
CID (フォント形式) OpenTypeが普及する前の一時期、主にプロ向けのDTP用フォントに利用されたフォント形式。
H
Hanyo-Denshi 汎用電子情報交換環境整備プログラム委員会が整備した文字コレクション。文字としての正当性に関わらず、戸籍で使われる全漢字を包含することを目的としている。
I
IBM拡張文字 IBMの選定した400文字弱の外字。はしご高・立ち崎・小文字のローマ数字を始め、WindowsのIMEパッドで「漢字3」と分類されている。
現在はMacも含め多くの環境で利用できるようになっているが、Unicode対応環境以外では文字化けの可能性がある。 [関連記事]
IVS 多くの異体字を柔軟に使えるようにするための新しい仕組み。
IVSを利用するためには対応フォントと対応アプリケーションが必要だが、その製品数はまだ多くない。 [関連記事]
J
JIS規格 日本工業規格が定めた定義の総称。
フォント関連のものとしては、主に文字の選定と番号付けに関する決めごと。時代とともに拡張され、以下のような様々なJIS規格が存在。
JIS X 0208 JIS基本漢字・かな・記号などに関する定義。長く標準となったJIS規格。
細かくは JIS X 0208-1990 など、改訂年度により数種類ある。
JIS X 0212 JIS補助漢字に関する定義。あまり日の目を見なかったJIS規格。
正確には JIS X 0212-1990 という名称。
JIS X 0213 JIS基本漢字も含みつつJIS拡張漢字を追加した定義。最新のJIS規格。
細かくは JIS X 0213:2004 など改訂年度により数種類ある。
JIS78 (通称) 最初に規定されたJIS規格。83年以降しばらくは旧JISとも呼ばれた。
現代風に言えば JIS X 0208:1978 のこと。(制定時の名称はJIS C 6226-1978)
JIS83 (通称) 多くの漢字を略字風に改訂したJIS規格。当時は新JISとも呼ばれた。
正確には JIS X 0208-1983 のこと。
JIS90 (通称) つい最近まで長く標準とされたJIS規格。JIS83に少々の漢字を追加。
正確には JIS X 0208-1990 のこと。 [関連記事]
JIS2004 (通称) 漢字の字形定義を見直し、多くを再び旧字(正字)風に戻したJIS規格。
正確には JIS X 0213:2004 のこと。 [関連記事]
JIS基本漢字 1978年に制定。JIS第1水準漢字とJIS第2水準漢字のこと。
何回かの改訂を経て現在は合計6,355文字。 [関連記事]
JIS補助漢字 1990年に制定。漢字5,801文字。
あまり利用されず、別に制定されたJIS拡張漢字にほぼ取って代わられた。
JIS拡張漢字 2000年に制定。JIS第3水準漢字とJIS第4水準漢字のこと。
何回かの改訂を経て現在は合計3,695文字。 [関連記事]
JIS第1/第2水準漢字 →「JIS基本漢字」を参照
JIS第3/第4水準漢字 →「JIS拡張漢字」を参照
N
NEC選定IBM拡張文字 文字自体はIBM拡張文字と同じ。割り当てられたコード(番号)が異なる。
NEC特殊文字 丸囲み数字・単位記号など、かつてのPC-9801に装備された外字。Windowsでも標準的に利用され、現在はJIS規格にも取り入れられた。
NewCID モリサワ社のCID形式フォント製品につけられた呼び名。
(同社が短期間だけ販売していた初期バージョンのCID製品と区別するための呼称であり、NewCIDというフォント形式があるわけではない)
Nフォント StdN・ProNなど、JIS2004字形を採用したOpenTypeフォントのこと。
Nつきフォントなどとも呼ばれます。 [関連記事]
O
OCF CIDフォントの前身。主にプロ向けのDTP用フォントに利用されたフォント形式。
OpenType 最新のフォント形式。字形切り替えや文字詰めなど強力な機能と拡張性が特徴で、特にDTPにおいて標準になりつつある。
P
Pr5 Adobe-Japan1-5準拠のフォントの多くに使われる製品名。
→「Adobe-Japan1-5」を参照
Pr5N 上記Pr5フォントのJIS2004字形版に使われる製品名。
Pr6 Adobe-Japan1-6準拠のフォントの多くに使われる製品名。
→「Adobe-Japan1-6」を参照
Pr6N 上記Pr6フォントのJIS2004字形版に使われる製品名。
Pro Adobe-Japan1-4準拠のフォントの多くに使われる製品名。
→「Adobe-Japan1-4」を参照
ただし、千都フォントライブラリー(ヒラギノ) の場合、より収録文字数の多いAdobe-Japan1-5準拠の製品に Pro という名を用いている。
ProN 上記ProフォントのJIS2004字形版に使われる製品名。
S
Std Adobe-Japan1-3準拠のフォントの多くに使われる製品名。
→「Adobe-Japan1-3」を参照
StdN 上記StdフォントのJIS2004字形版に使われる製品名。
T
TrueType パソコンの普及と共に長く使われ続けたフォント形式。ほぼどんなアプリケーションソフトでも安定して利用できる。
U
Unicode すべての国の言語を一律に (混在して) 扱えるようにした文字コード体系。現在は多くのアプリケーションで利用できる。